わがまま王女さまの勉強室
算数物語 わがまま王女さまの勉強室
わが国の王女さまは、とてもわがままな上に、どういうわけか、大の勉強ぎらいで、この国のそうり大臣にとって、そして教育大臣にとっても、これは大きななやみです。わがままで、その上に勉強いな王女さまなんて、いてもしかたがないのではないかしらん、と作者のわたしは思うのですが、どういうわけか、そうり大臣も、教育大臣も、ほかの大臣たちも、そして国民のみんなも、「ええい、こんな王女さまなんか、いないほうがましだ」なんて、だれひとりとして言いません。そもそも、それで王女さまがみんなからきらわれているかというと、決してそんなことはないみたいです。どういうわけなんでしょうねえ。
王女さまは、とにかく「勉強」の「べ」の字がきらいですから、いろいろと授業のじゃまをします。じゃまをしますけれども、先生がきょうの授業で何を教えようとしているかは、すぐに見当がつくようで、先生の先回りをして、「そういうことなら、そんなふうじゃなくって、こんなふうに言ってくれれば、わたしだってすぐに答えがわかったのに」と、問題の出し方になんくせをつけます。先生のほうは、「まあ、態度はよくないけれど、こちらが教えようとすることのわけをわかってくださっているのだから、きょうのところは、それでよしとしなければならないのかもしらん・・・」と、考え込んでしまいます。かわった王女さまですよね。
作者より
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